11.プライヤ
 
 
〔用途〕
◆プライヤは、物をつかむ、パイプ等を回す、線を切る時に使われます。
 
〔特徴〕
◆プライヤは、つかむ物の大小によって口の開き方が変えられます。口開きは、大きさに合わせて2段階に変えられます。
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〔種類〕
◆プライヤは、一般的には全体の長さによって、3種類あります。
呼び寸法(mm) 150 200 250

※プライヤと呼ばれる工具の種類が多いため、特に、コンビネーションプライヤと呼んでいます。
 
〔使い方〕
◆使う時は、なるべく柄の端の方を握るようにすると、力が入ります。
 
●ボルト・ナットのつかみ方
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●丸棒・パイプのつかみ方
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●板材のつかみ方   ●線の切り方
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警告
1. 非絶縁工具です。電気の通じた回路へは使用しないで下さい。
 
注意
1. ボルト・ナットをつかむ時の注意
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2. 丸棒・パイプをつかむ時の注意
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3. 柄の元の方を握って作業しますと、力が入らないばかりでなく、指を挟むことがあります。
4. 切断物が飛び散りますので保護めがねを着用して下さい。
5. 用途以外には使用しないで下さい。
  
・・・・・・・・・・・・ 参 考 ・・・・・・・・・・・・
  
その他のプライヤ
〔用途・特徴〕
●シンノーズプライヤ
この製品の使いみちは、コンビネーションプライヤと同じですが、先の部分が薄くできており、狭い所や、薄いナット等をつかむのに適しています。
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●ベントノーズプライヤ
シンノーズプライヤの先の部分が30度の角度に曲げてありますので、平面にある物をつかんだり、釘などを抜くのに便利です。
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●ロングノーズプライヤ
先端が細くて長いので、狭い箇所の細工仕事に適しています。
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●ウォーターポンププライヤ
口開きは、数段階に広げることができ、パイプ、丸棒等をつかんで作業ができ、配管工事等に欠かせない工具です。スプリング付きや、ドライバー付きもあります。
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●溝付きウォーターポンププライヤ
ウォーターポンププライヤの強力型で、ガス・水道などの配管作業に使われます。
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